ちょっとお金に余裕ができたこと、車のない糞田舎でやることがないこと。
この2点が響いて私のポータブルオーディオ関係は大幅にアップデートされた。
以前はFiioのX3初代にTF10で音楽を聞いていた。
ところが、DAPの世代交代による相対的な性能低下が若干気になりだし、TF10以外のイヤホンにも手を出してみたい欲が糞田舎でムクムクと成長し、気がついたら買っていた。
まずDAPの話をする。
FiioX3は現在に続くDAP市場の先駆け的存在だった。当時存在したAKシリーズに対して安価かつ高機能であったX3は一定の需要で持って受け入れられたように思う。
しかし、時代の変化によりバランス出力がないことやUIの糞さ、そもそも音がそこまで良くないなど不満がでてくる。
今回買ったDP-X1Aや5万円かそこらで買えるDAPの中では最も優等生なんじゃないだろうか。
AK70らと比較されることが多いが、スマホからDAPを操作したいとかそういう観点を度外視して音楽だけ楽しみたいならこいつがいいと思う。
DAPにしてはでかいし角ばってるし、バッテリー持ちも最悪だが音はいい。
出力は2.5mmバランスと3.5mmのアンバランス。
4.4mmのバランス出力とどっちが主流に成るのかしらんがまあそんなにDAPを買い換えるわけじゃないから気にしない。
MicroSDのスロットは2つ。
自分は64GB一枚と部屋に転がってた32GBを一枚さしている。
内蔵ストレージが64GBだった気がするのでそこそこの容量がある。足りないと感じたら足せばいいだけだ。
Androidが乗っているのでAmazon unlimitedとかでストリーミングできる。
そんなもんかな?実際DAPらしくいろいろ設定があるにはあるが、個人の趣味嗜好によるところも多いし調べるのも面倒だから割愛してしまう。
Rose BR5 Mk2ちゃん
TF10は今でも大好きなイヤホンだ。
横に広い音場と聞いていて楽しいサウンド。今後も嫌いになることはないだろう。
そんなTF10の個性は光り続ける一方、スペックは時代の変遷と共に埋没している。
当時は3BAでも多かったが、今は頭のわるいドライバ数のイヤホンもあるらしい。
解像度も今にして思えば低めだし、輪郭のぼやけた音がする。
なんというか岬に立って海を見ているんだけど、細部までは見ていないみたいなイメージかな。
他の人がどう感じるか知らんけど。
さて、TF10の次世代機を買おうと糞田舎の星のヨドバシに出かけ色々と視聴して回った。
自分と同じようなイヤホン遍歴の店員さんと1時間以上あーでもないこーでもないと話をした。
結論としてはTF10の後継はユニバーサルでは存在しないということだ。
じゃあTF10とは傾向の違うイヤホンを聞いてみようとなった。
Shure掛けできて、値段も手の届くSE846を聞いた時、モニターライクだけど解像度高くて結構いいなと素直に感じた。
アニソンを聞くときに女性ボーカルの良さは曲の評価に直結したりするし。
というわけで色々考えてRose Br5 mk2になった。
TF10に比べると音場は狭いしドンシャリサウンドでもないが、繊細できれいな音がなる。
線の細い音だ。
ボーカルが遠く聞こえるTF10とは対象的に近くで聞こえるのも印象的で良い。
つまり、対照的なイヤホンだ。
結局好きな曲がよく聞こえるイヤホンを買うのがいいんだ。
色々悩んで買ったイヤホンは満足感が違う。
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